メカブ(メカPのブログ)

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たべるんごブーム初期作品を動画ジャンル軸で振り返る

たべるんごのうた1周年に寄せて、あまり語られてこなかった切り口でたべるんごブームを振り返る記事その2です。

その1では「たべるんごのうたブームは音MADのブームではなかった」という話をしました。→前記事:たべるんごのうたブームは音MADのブームではなかった

今回は動画ジャンル軸[1]で振り返るという趣旨で、たべるんごブーム初期における動画ジャンルの変遷を画像にまとめてみました。
(クリックで拡大推奨。8分割です。[2]










リアルタイムで流れを追っていた人には懐かしいんじゃないでしょうか。リアルタイムで追っていなかった人にも、前半の農閑期や、後半水色がドアアーーッと圧倒的になっていく流れが伝わるかなと思います。伝われ。

細部の流れには色々な見方があると思いますが、自分の個人的な見立てや所感、補足・蛇足は以下です。

  • 最初期はマッシュアップ・リミックス・アレンジがブームの主体で、投稿があまり途切れない期間が2週間半ほど続いていた。うたマンもここ。
  • 2月は終盤までアレンジ・マッシュアップが途絶え、ブームも沈静化。一方バチP・わんさかPが活発にあかり動画を投稿していて、たべるんご派生より盛り上がっていたように見える。この流れで2/22に投稿されたのがバチP・わんさかP合作の「りんごろうえかきうた」。
  • バチPとわんさかPは同日投稿になることが多く、「カエル説」「カエル説2」「たべるんごのこのうた」と3度も被っていた。Twitterを見てる感じでは示し合わせたわけではなく偶然っぽい。
  • 通称・終身名誉あかりPの屋良斗Pの参戦は「りんごろうえかきうた」の派生から。なお屋良斗Pのあかり動画としては貫禄の8作目。
  • 2/24前後には「うただ」以外にも「えかきうたとその派生」「久々のアレンジ」「AIきりたん」等再燃のきっかけが集中していた。シンクロニシティなのかコロナ影響なのか。
  • 辻野あかり動画最古のAIきりたんはわんさかPの「show night!」で、AIきりたん公開から46時間後の出来事。
  • 「うただ」は「たべるんごのうた」の歌詞を崩さない再現替え歌のはしり。再現替え歌は投稿直後にフォロワーが複数現れたが、「ごぽる」「サカナ」等で歌詞自由度の高いアレンジ替え歌が現れて以降、主流はそちらに移った。
  • 2/27 19:30にyoutt6氏「ごぽる」を投稿、2/27 22:20にMUMEI氏「わしもサカナでりんごろうしたいな」とツイート、2/28 20:32にMUMEI氏「サカナ」を投稿、という時系列であり、「サカナ」制作のきっかけは「ごぽる」かもしれない。
  • 「たべるんごのこのうた」は、バチPの語るところによると「うただ」以降の「何でもありの様相」を懸念してあかり本人に焦点を当てるべく投稿されたが、当時は「何でもあり」の振れ幅の最大値がせいぜい食べるん坊将軍くらいで、コンギョや煽りんご作品も未登場のタイミングだった。直接的に影響があったというより、布石としてじわじわと機能していた形か。

まあ色々書きましたが、単純にみなさんにも画像を見ながら当時の雰囲気を懐かしんでもらえたら嬉しいかなーと思います。

*1 ジャンルの分け方は私の主観に基づいています。マッシュアップ・リミックス・アレンジを乱暴にひとくくりにする一方、再現替え歌・アレンジ替え歌は分けていたりと恣意的なのは自覚的にやってます。まとめなんてどうしても主観が入るからそれでいいのだ。
*2 Twitterに上げた元画像の方が分割少なくて見やすいかも。(ブロマガは縦幅が制限に引っかかって分割多めになりました)